BOUNDARY OBSERVATION PROTOCOL
Our Method
You Lay on the Boundariesは、怪異を断定するためのプロジェクトではありません。 境界に現れる違和感を、記録し、整理し、解釈を分けながら観測するためのプロジェクトです。
なぜ、境界を観測するのか
YLOTBは、「怪異は境界線上に現れやすい」という仮説を持っています。 ここでいう境界とは、地図上の線だけではありません。 扉、窓、橋、トンネル、水辺、昼と夜のあいだ、日常と非日常のあいだ。 そうした場所や時間、心理の切れ目を、私たちは観測対象として扱います。
ただし、それは何かを証明したという意味ではありません。 境界という視点を持つことで、観測すべき場所、撮影すべき角度、残すべき記録を選びやすくするための方法です。
まず記録し、その場で断定しない
現地で違和感を覚えたとしても、YLOTBはその場で「怪異である」と断定しません。 まず映像、音声、写真、現地メモ、時間、環境、同行者の反応を記録します。
後から見返したときに、何が記録で、何が感想で、何が仮説なのかを分けられるようにする。 それがYLOTBの基本姿勢です。
記録のための五つの方針
- 01
境界を意識する
扉、窓、橋、水辺、時間帯、心理的な切れ目など、違和感が生じやすい境界を観測対象として扱う。
- 02
記録と解釈を分ける
映像・音声・現地メモと、後からの考察や感情を混同しない。
- 03
断定しない
説明できないものを、説明できないまま扱う。証明できないことを事実として語らない。
- 04
偽装しない
やらせ、捏造、誤認を誘う編集を行わない。演出は記録の補助として扱う。
- 05
安全と倫理を優先する
危険行為、無断立入、場所の過度な特定、第三者への迷惑につながる行動を避ける。
やらせではなく、記録として残す
YLOTBは、雰囲気を作ることと、現象を偽装することを明確に分けます。 色味、音、構成、テロップなどの編集は、視聴体験を整えるために使います。 しかし、存在しない現象を作ったり、記録の意味を意図的に歪めたりすることはしません。
安全・法令・倫理を優先する
立入禁止区域、私有地、危険な場所、周辺住民や関係者に迷惑がかかる場所では、撮影や探索を行いません。 また、場所情報の公開は慎重に扱い、必要に応じて地域名や座標を伏せます。
不明なものを、不明なまま残す。
私たちは、すべてに答えを出すために境界を歩くわけではありません。 ただ、そこに何かがあったのなら、記録として残す。 その記録を、誠実に見返せる形で残す。 それが、YLOTBの方法です。